医学部合格を目指して予備校に通う場合には、どんな指導を期待するべきなのでしょう。まず医学部の受験の特殊な点は、要求される学力レベルが高く、それに向けた対策を行わなくてはならない点だということを知っておくべきでしょう。例えば、高校レベルで学習しておくべき英単語だけではなく、医学や化学に関する英単語も知っておく必要があったり、化学分野でも近年注目されている医学的な内容が絡めて出題されることもあり、範囲の広く深い理解が様々な分野で必要になるのです。周囲の学生よりも一点でも多く取りたいのであれば、可能な限りの対策をしておくべきでしょう。
また、医学部の入試では面接を課すところが一般的であり、その対策も必要です。面接では人柄や機転などが見られているとされていますが、面接の練習がされているとより安心して受験できるはずです。面接の中には圧迫面接、といって受験生を威圧するような姿勢で面接をわざと行う大学もあるので、面接の実力を高めるとともに心構えも含めて相応の準備は受験前にしておきましょう。そういった対策までしてくれる医学部進学に関するノウハウがある予備校の指導を受けることで、より合格は近づいてくるはずです。
医学部と言っても日本国内に様々な大学があります。国公立大学だけでなく私立大学、医師になるという目標を達成することさえ出来ればいい、というのであれば海外の大学の留学生制度を利用することも出来ます。様々な選択肢があるということは、それだけ大学入試のノウハウや対策が多岐にわたるということを意味していますので、その面倒を見てくれる医学部進学予備校を選ぶべきです。試験を重視するのか、その試験の中でも理系を重視するのか、英語力を重視するのかという点については大学によって異なります。
また、近年では資格取得や学習意欲の評価の一環として資格試験をきちんと受けているかどうか、という項目を重視している大学も増えてきました。英語に関する検定試験や、医学に関する救命処置の資格などが重視されることがあり、学生時代にスポーツに真摯に取り組んだ経歴も評価されることもあります。明確に点数化されて加点されるわけではありませんが、一生医学について学び続ける必要がある医師として必要な素養として重要なアクティブに学び続ける力、学問的な探求を続ける体力を見られているとも言えますので、もし資格取得を勧めてくれる予備校であり、余裕があったのなら取得を検討しても良いのではないでしょうか。